ポイントその1：相見積もりを取ること

見積もりを依頼するうえで重要なのは、相見積もりを取ることです。複数の工務店に見積もりを依頼する際はマナーの一つとして、相見積もりであることも伝えておくとよいでしょう。

相見積もりを取ることで、工事代金の相場や新しい提案など、情報を広く手に入れることができます。その結果、より賢い選択につながるのです。

ポイントその2：条件を明確に伝えること

リフォームを希望する内容が明確でない場合、工務店もどのような提案をしたらよいか困惑してしまいます。

「キッチンを新しいものに取り替えて、壁紙も明るい雰囲気に変えたい」「外壁を白基調に塗り直したい」といったように、工務店に依頼したい内容は明確にしておきましょう。また、現状で不満に思っていることは書き出しておくと伝えやすくなります。

ポイントその3：予算の目安を伝える

工務店に見積もりを依頼するときは、準備可能な予算の目安を伝えましょう。そうすることで、予算額に合わせたリフォームを提案してもらえる可能性が高くなります。また、予算額に見合わなかったとしても、こちらの要望を汲み取った形の新しい提案を聞けるかもしれません。

注意点その1：3社くらいに絞るのがベスト

見積もりの依頼先があまりに多いと、提案内容を聞いて情報を整理するのが大変です。相見積もりは3、4社くらいまでにとどめておくのがよいでしょう。

見積もりを頼んだ以上、見積もり額と提案の内容について説明を受けないと依頼した意味がありません。かといってすべて説明を聞くのは、情報整理とスケジュール調整が大変です。

注意点その2：相見積もりは一斉に頼む

相見積もりを各社で違うタイミングで頼んでしまうと、正しい判断のタイミングを逃してしまうおそれがあります。そのため、できるだけ同時に相見積もりを依頼しましょう。同時に相見積もりを取ることによって、見積もりのスピードや提案内容の質の高さなどを見比べることができます。

また、バラバラのタイミングで見積もりを依頼すると、1社目の営業担当者に契約を迫られて、他社の見積もりを検討する時間がない、といったことも懸念されます。

注意点その3：見積もり額だけで決めない

相見積もりは金額だけでなく、品質の高さから担当者の対応力・提案力、アフターメンテナンスまで、しっかりと見比べるべきです。日本には“安物買いの銭失い”ということわざがあります。後悔をしないためにも、見積もりや提案の内容はしっかりと確認してください。